湖西市の小中対象学習塾

様々な分析を行い、生徒の言葉、保護者の言葉、日々の学習進度や内容、学習する中身について精査を行うこと、自分の弱いところを強みに変えていくことも重要なんですが、ほかにもスクールトビラでは重視していることがあります。

生徒たち自身にある自分の頭の中にあることを「見える化」することです。

大人になると「可視化」という言葉をよく使います。

私自身の以前の仕事がこの「可視化」が重要なコンテンツでした。

いくら口で説明しても、話しても、頭の中で考えていることを整理するためには、概念を見えるように
紙に書いていくことが大切なんです。

そしてビジュアル化することが大切なんです。

特に数学の応用問題ではたいへん有効な手段です。

そうすることで、頭の引き出しに入っているごちゃごちゃした情報が整理整頓されていく。

うちの学習の特徴はここにあります。

「見える化」により、よりたくさんの情報が整理され、行動が明確になり、目標を立てることができる。

これを子供たちに伝えます。

成績と行動が著しく変わっていきます。

今年度もあともう少しで終わりに近づいてきました。

中３生の入試が終わった後、高校１年間だけうちで学習を見させて頂く生徒が何人かいます。
そのうちの一人で英語だけ見させて頂いている生徒がいます。
彼はうちで英検３級を今年取得しました。
高校生で英検３級は少し遅いと思われる方もおられるかもしれませんが、昨年中３の時にうちであと２ポイント足らずで不合格だった
という生徒なんです。
よほど悔しかったらしくて、今年どうしても合格したいからと言って１年間うちに来てくれています。

彼は、小学校６年の時にうちの塾に来ました。
当時彼は勉強することがあまり好きでなく、学校の授業についていくのが難しいので
うちで学習したいということでした。
小学生は英語と算数を中心にみるのですが、彼は単語を覚えるのがいやでいやで仕方がなかったそうです。
中学１年生になり、学習についていくのもやっとで、散々な成績でした。
学年でブービー賞を獲得できるぐらいですから、その成績は予想できます。
内申も２０に届かない。
どのように学習させていくか、彼は学習していく体力があるのかどうか、同時に私も悩み格闘していたような気がします。

中学２年生になり、週２日１日ずつ英語と数学を学習させていましたが、まずは彼に学習し続けていけば成績は上がるという
成功体験を持たせたいと私は思いました。そうすればきっかけが得られるかもと。
英語は思い切って学習を辞めて数学だけをやらせました。
来る日も来る日も数学オンリー。
計算計算、また計算。
彼の努力もあってか数学は見違えるほど成績が上がったのです。
成績表で初めて主要５教科で３をもらいました。

それから、今度は英語です。
英検をまず取らせてみようと、英検５級から学習してもらい
順番に取得していきました。
そして同時に文法の学習も１年の範囲から復習しなおしです。
学校の進度とは関係なく来る日も来る日も英語を中心に学習を進めました。
定期テストの対策学習はほぼしていません。

そうすると彼に変化が現れたのです。
全く学習することに興味がなかった彼からどうやって家で学習したらいいかを聞いてくるようになりました。
学校の成績を上げたいと。

そこから定期テストの対策もしながら英検取得の学習も併せて進めました。

中学３年になったときは内申も３０弱まで伸び、自信を持って受験し見事浜松の志望校に合格したのです。

中学を卒業し、高校に入学した今も、うちで英語を学習しています。
単語覚えるのがいやでいやで仕方がなかったこの生徒は、今一番英語が好きなんだそうです。

そんな子もいます。

中３生もいよいよ入試が目前に迫ってきました。
うちの生徒たちもほぼ志望校も決まり、あとは学習を最後まで気を抜かずに進めるだけです。

この１カ月ちょっとが大きな明暗を分けます。
それだけに彼らをしっかりと見ていくことが私たちにとっては非常に重要です。
とくに上位の高校を目指す生徒は、どのような結果が訪れてもおかしくはない入試に臨むことになります。

昨年度以上に今年は気を引き締めて進めていく所存です。

最後の模試を今週末に行いますが、結果云々よりも理解が乏しいところを補充しなければなりません。